うちのエネルギーを有効に使うには

片づけはコスパの高かった

給湯器はどうなっている?

 私の故郷は豪雪地・寒冷地ですので、給湯は非常に重要なポジションにあります。
ただでさえ冬は雪で場所を取られるので、給湯器の機械のまわりは特に無駄なモノを置かないように気をつかいます。換気が不十分のなって事故になったり、機械の故障につながるからです。

ガス給湯器の事情

 環境にやさしいガス給湯器と言えば思い浮かべるのは、テレビCMなどのせいでしょうか、エコジョーズが思い浮かびます。以前から宣伝はやっていますが詳しくは知りませんでした。
 ガスの火をつけて湯を沸かす、これ以上どうやって節約できるのか?といまいちピンと来ないところもありましたが、今回(今さらのごとく)調べてみて、ああ、こういう事かと納得しました。

日本ガス協会HPより


















エコジョーズ対応のガス給湯器は、給湯機本体が従来の給湯器より高くなるのと、機内の配管に温度差による結露水が発生し、その結露水を排水するドレンと排水する排水路が必要になります。
家庭で使われるエネルギーのうち、1/3は給湯です。

その代わり、以下のようなメリットがあります。

  • 瞬間にお湯を沸かすので、タンクが不要で場所を取らない
  • 湯を作るための熱効率が、従来で80%ていどだったので、95%に向上した。
  • ガスの使用量が従来の約13%削減で、200万世帯がエコジョーズを使うと、1年間でタンカー1隻分の節約になる。
  • 杉の木にして年間12.6本分のCO2削減効果
うちの湯沸かし器は、どういうタイプだろう?

さて、今借りている部屋もガス給湯器。エコジョーズ対応なのかな? (下写真)

2階以上の部屋なので、撮影するのに手間取りました。文字がはっきり撮れなかったのが残念。
見ると「エコジョーズ」のラベルが付いていないのでどうやら違うようです。
これは水とガスの入り口と、お湯の出口の3か所です。(細い線は電源ケーブル)
「エコジョーズ」だとも加えてもう1か所(それ以上)、排水ドレンの出口があるはずです。

エコジョーズでなかったとしても、写真の給湯器の右下に「Q21」と印字されているのが気になりました。「エコジョーズ」が省エネガス給湯器に対して、「Q21」(クオリティ21)はガス給湯器の品質表示です。

Webなどでもどんなものかが載っていました。

給湯器|クオリティ21とは何ですか?

クオリティ21とは、21世紀の暮らしにふさわしい機能を備えた給湯器を示すものです。

以下の6つの機能を備えています。

1.Q機能:断続的なお湯の使用でも湯温が安定します

2.水量制御:水温に応じて設定温度以下の湯が出ないように自動的に湯量を調節

3.比例制御:湯温に応じて燃焼量を自動的に調節

4.低NOx:環境へ配慮し、NOx排出量を削減

5.静音:給湯単独運転時に48db以下

6.自己診断:異常燃焼を検出した場合に故障表示

リンナイHPより

ウィキペディアにも載っていないので、いつからできた物なのかよくわかりませんが、1985年から2006年まで起こったガス湯沸かし器死亡事故が関連して出来た品質表示のような気がしています。
今ではガス会社が定期的に家庭のガス製品の点検に回っているのもあるのでしょうか、事故はほとんどなくなっています。

電気給湯器の事情

環境にやさしいことを売りにしている電気給湯器でエコキュートがあります。ガス給湯器のエコジョーズとはライバル的な存在でしょう。
エコキュートは、従来の電熱ヒーターでお湯を沸かす電気温水器に対して、空気を加熱してその熱でお湯を作ります。

「湯ドクター」より

あげられるメリットとして、
①電気で熱した空気でお湯を作るので、電気代も、ガスを使わないのでガス代も抑えられます。ガス給湯器と比べてお湯を作るためのランニングコストは1/3~4/1程度の節約できます。深夜電力を使う電気契約にすると、電気代はより抑えられます。オール電化住宅と相性が良いわけです。

②再生が可能な大気中の熱を使ってお湯を作るので、地球温暖化に貢献できます。太陽光発電とも相性が良く併用できるので、尚のこと環境にやさしい使用ができます。
HEMS(Home Energy Managment System)に対応しているため、エネルギーを見える化し、家庭で使うエネルギーを節約するための管理ができます。

③災害時にエコキュートの貯湯タンク内にお湯がたまっていれば、断水時にも備え付けの非常用用水栓からお湯を取り出すことが出来ます。オール電化住宅で停電になったらどうするの?という不安は小さくなると思います。

一方デメリットは
①ガス給湯器や、石油給湯器と比べて給湯機本体や設置費用など、初期費用が高くなります。

②エコキュートはヒートポンプと貯水タンクで構成されているので、隣家などを考慮した設置スペースが必要になります。災害時に倒れた事があったので、余裕を持ったスペースが必要になります。
また、お湯を作る時に40デシベル程度(図書館レベル)の低周波の音が出るので、夜間にお湯を作ることが多いエコキュートは、お隣の寝室の近くになると思わぬトラブルの原因になるので、設置場所には十分の考慮が必要になります。

③できたお湯をタンクに貯めて使うため、一度お湯切れになると再びお湯を作るのにかなりの時間がかかります。よって、購入時のタンクの容量の選択は慎重にしなくてはいけません。
お湯は高温に作られて滅菌状態ですが、長期使用でタンク内に不純物が生じる可能性があり、各メーカーともに飲用不可となっています。

④ガス給湯器の直圧式に対して、エコキュートは貯水式の給湯器のため、水圧は低くなります。
一般的な水道水の水圧は500kpa、エコキュートで190kpa、高圧タイプのエコキュートで290~360kpa程度になります。そのためシャワーの水圧はガス給湯器より弱くなります。

電気も発電できる給湯器

給湯だけでなく、電気も発電できるタイプもあげてみました。ガスからも電気が出来るとはなかなか面白いものです。申し込み終了のものも含まれます。

エコウィル(販売・新規申し込み終了)

ガスエンジン方式で発電を行い、その際の排熱でお湯を作って給湯するシステムです。
後で説明する「エネファーム」より設置費用が安く普及していたのですが、HONDAがエコウィル事業から撤退したため、新規にエコウィルの製造をしておりません。
そのため、既にエコウィルを利用している場合、ハイブリッド給湯器、エコジョーズ、エネファームなどへの交換が必要になります。

コレモ

ガスエンジン方式の発電というしくみは、「エコウィル」に似ていますが、コレモはガス給湯器「エコジョース」を原則併用しているので、コレモの発電の熱だけで給湯がまかないきれない時も安定した給湯ができます。北海道など寒冷地にも対応できるのが特徴です。
北海道ガスでは使い切れなった電気を売ることが出来ます。(北ガスでんきとの契約が必要)

コレモ
エコウィル(販売終了)

コレモは次で説明する「エネファーム」と比べて安い費用で設置できるメリットがありますが、集合住宅では設置不可というのと、電気代が抑えらる代わりにガスの使用量が増えるというデメリットもあります。高齢者のご家庭ではガスコンロは安全装置のついたものを使うことをおすすめします。

エネファーム

エネファームは、都市ガスやLPガスから取り出した水素と、空気中の酸素と反応させて電気を作り出して、家庭の電化製品に利用することが出来ます。さらに電気を作り出した時に発生した熱を給湯や暖房に利用する、画期的な省エネシステムです。二酸化炭素をほどんど出さない地球にやさしい家庭版再生化エネルギーとして注目させています。

地球にやさしい、再生化エネルギーと聞くと正直私も飛びつきそうですが、もう少し深堀していきたいと思います…。

ガスから電気ができるしくみ
送電ロス比較(上図ともにエネファームパートナーズHP
エネファームの全体図(一例)(北ガスHP)

一般の電力会社では、発電時に発生した熱は全て捨てられ、発電した電気も距離などによる送電ロスが発生して、家庭には約4割しか届きません。
前で説明した「コレモ」も、エネファームも送電ロスも大きくおさえられて、発電時の熱利用も含めると、エネルギー効率が約90%に達しています。

時代の変化に備えての片付け

寒冷地でなくても、冬は温かいお湯が必要になります。
しかし今は物価の上昇や戦争などで、ガスも電気も値段が高騰しています。もしかして給湯方法も、もっと地球にやさしい効率的な方法に変わって来るかもしれません。
今ある給湯システムがずっと使えると限りません。長い事散らかったまま周辺に目を向けていないと、いざ、給湯システムを交換と思っても思わぬことが起こるかもしれません。
常に変化の絶えない現代。一度自宅の給湯システムの片づけをしてみては。

コメント

タイトルとURLをコピーしました